夫の生態がまるっとわかる93のカウンセリング
30,000組の夫婦を見た 夫婦カウンセラーが 妻からの疑問に答える!
書籍紹介
「うちの夫は強くて、私が怒らせると大変なことになります」
と恐るおそる相談にみえた妻が、夫のことを見切って堂々とするようになると、
「私に『夕食作っておいたけど食べる』?と媚びてくるようになりました」
と、全く立場が逆になる例はいくらでもあるのです。
筆者は、日本全国や海外も含め、ご夫婦の問題に真剣に悩む方からのご相談にカウンセリングで日々アドバイスを送っています。
その相談の中身は性格の不一致や不倫、モラハラ、DV、子供の教育問題、親族問題など様々です。
「夫とここ数年すれ違いばかりで、性格が合わないのです。こんなに自分勝手な人とは思っていませんでした」
「夫の不倫が先月わかって、何をどうしていいのか全然わからなくなってしまって」
「夫がいつも私に家事やお金の使い方を細かく指示をしてきて、最初は何とか頑張って言う通りにしていましたが、だんだん苦しくなってきて」
「夫には前から暴力を受けていて、先日もちょっとしたことで殴られて、病院に行ったら手の骨にひびが入っていて、誰にも言えずにこちらに相談しました」
「小学生の子供にガミガミいう夫に、まだ小さい子にそんなにいってもかわいそうと言ったら、私の教育では甘いと言われてケンカになって」
「夫の親が過干渉で、しょっちゅう連絡が来て、私にもいろいろと文句を言うので、だんだん疲れてしまって」
というような相談が毎日来ます。
それらの問題は、一見すると全くバラバラですが、その根本には共通点があるのです。
【目次】
第1章 家の外で見る夫の不思議な生態
~こんなオトコの人よく見かけるけど、何でこうなの~
1 一人になりたがるのが理解できない
2カフェでなぜコーヒーばかり注文するのか?
3 食べるのが速くてイヤ
4 酔って握手するのって何なの?
5 夜の街にくりだして何がしたいの
6 未だにマンガやゲームに夢中な姿に引く
7 なぜ見た目を気にしないのか
8 なぜ隠れ家もどきを作りたがるのか
9 電車ですぐ寝てしまのはなぜ?
10 なぜ幾つになっても若い女が好きなのか
11 キャバクラって何が楽しいの?
12 ギャンブルはほどほどにしてほしい
第2章 家の中で見る夫の不思議な生態
~うちの夫だけかしら、こんなことする旦那さんいるのかしら~
13 トイレのふたを閉めないのにうんざり
14 オトコはなぜモノを大事にできないの?
15 家にいるときだらしがない
16 名前で呼んでくれないのはなぜ
17 大きなくしゃみがみっともない
18 注意力不足にイライラ
第3章 仕事に見る夫の不思議な生態
~あの部長って何でいつもこうなのかしら~
19 なぜ「いいねえ」と言うのか
20 なぜ「とりあえず」と言うのか
21 なぜ「なるほど」と言うのか
22 なぜスーツばかり着るのか
23 いい年をしてなぜせっかちなのか
24 なぜすぐにモノを数値化したがるのか
25 外面がよくて、腹が立つ
26 なぜ休日も会社に行くのか
27 なぜ肩書きにこだわるのか
28 すぐに根拠を求めて、疲れる
29 なぜ仕事が一番と思っているのか
30 なぜ「ウインウイン」が好きなのか
31 自分を曲げない夫
32 女装してテンションを上げる夫にびっくり
33 なぜ説明が好きなのか
34 オトコはなぜオトコに甘いのか
35 オトコはなぜ「オトコは弱い」と思うのか
36 なぜ知ったかぶりをするのか
37 なぜ要らぬ知識をひけらかすのか
第4章 「あり得ないんだけど」夫の不思議な生態
~世の中の夫ってどいつもこいつも何なの~
38 なぜすぐ忘れれてしまうのか
39 なぜウソをつくのが下手なのか
40 説明が情報過多で分かりにくい
41 なぜあんなに威張るのか
42 なぜ旅行先ですぐ機嫌が悪くなるのか
43 なぜ結婚しても浮気するのか
44 夫の収集癖を何とかやめさせたい
45 オトコはなぜ風邪をひいても病院に行かないのか
46 いつまでも昔の彼女を忘れない
47 なぜいつも怖い顔をするのか
48 なぜ今さら筋肉をつけたがるのか
49 なぜバレバレのシラを切るのか
50 少しも謝らない夫
51 夫の上から目線がひどい
52 なぜか自分を卑下する夫
53 「仕方がないだろう」ばっかり
54 夫が女々しい
55 なぜスマホの暗証番号をわかりやすくするのか
56 なぜ、いつも煮え切らないのか
57 夫のマザコンは直りませんか
58 トイレから出て手を洗わない
59 友達が少ない夫
60 オトコはなぜ不倫をすると狂うのか
61 シンプルなモノばかり選ぶ夫
62 夫はなぜ妻を褒めないのか
63 オトコはなぜいい女の基準が女と違うのか
64 物事をすぐに先延ばしにする夫
65 なぜプラス志向の語彙が少ないのか
66 すぐなぜ大きな声を出す夫どうにかならないか
67 夫はなぜ妻を怒らせるのか
68 オトコはなぜ人と違うことが好きなのか
69 なぜ家でモノを散らかしても平気なのか
70 なぜダメと言われたことをやるのか
71 呆れるほど同じ過ちを繰り返す
72 ちゃんと聞いてもいないのにすぐ「ウンウン」と言う
第5章 「わざとじゃないだろうけど」夫の不思議な生態
~夫自身もわかるはずないかもね~
73 なぜ一人でニヤつくのか
74 なぜモノを捨てられないのか
75 いろいろな記憶があいまいな夫
76 なぜ金と女に執着するのか
77 オトコはなぜ穴にこだわるのか
78 口数が減って考えが分からない
79 オトコはなぜ女より自殺が多いのか
80 夫はなぜ妻を怖がるのか
81 呆れるほど精神年齢が低い夫
82 我慢できず諦めが早いのはなぜ
83 独り言が不気味
84 表現力が乏しくて物足りない
85 オトコはなぜ貧乏ゆすりをするのか
86 なぜ服が地味なのか
87 なぜ服のサイズを気にしないのか
88 なぜ片づけが下手なのか
89 夫はなぜ母親を大事にするのか
90 なぜ涙腺が弱くなるのか
91 老け込んでしょぼくれてきた
92 オトコはなぜすぐ腕を組むのか
93 なぜ刹那的なのか
なぜ、すぐ一人になりたがるのが理解できない 主婦・44歳・結婚17年
・どうして?
~人と一緒にいることを制約と感じている~
オトコが仕事以外で複数人でいるのは飲んだ時とか、趣味やスポーツで活動する時くらいです。一人でいると多少は寂しさも感じるでしょうし、話し相手がほしいと思うこともあるでしょう。ただ、今はオトコが一人で過ごせる場が数多くあります。そういう世界に入り込んでいれば、気兼ねが必要がないのです。オトコが一人になりたがるのは、なるべく人間関係の制約を受けたくないと考えているからです。
・対処法
~「ボーイズトーク」は気持ち悪い~‘
女性ならば、誰かと一緒のほうが楽しいと考えたり、一人は不安だと感じることでしょう。「女子会」や「ガールズトーク」は日樹的に開かれます。しかし、オトコには「男子会」とか「ボーイズトーク」なんてありません。あったら気持ち悪いのです。オトコは一人のペースのほうが落ち着き、結局は家族とも向き合えるようになりますよ。
なぜ要らぬ知識を ひけらかすのか 主婦・53歳・結婚26年
・どうして?
~教えられるだけはイヤ~
例えば他の誰かも知っていて、自分も知っていることであれば、
「ああ、俺も知っているよ」と言えばいいことです。しかし、オトコはそれに被せて、自分の経験、思い出や記憶等で解釈を加えたがります。
教えられただけではイヤなのです。自分の言葉で表現することは悪いことではありませんが、何事もほどほどが肝要です。
・対処法
~その話はどう使えばいいの?~
聞いてもしかたがないことを話す夫には、どうすればいいのか。得意そうに話す夫に「その話、私は何にどう使えばいいの?」と突っ込むと、自己満足だけで話しているので言い返せないでしょう。役立たないということを伝えてあげましょう。
トイレのふたを閉めない夫にうんざり 教師・40歳・結婚15年
・どうして?
~トイレにふたなんて必要ないと思っているから~
そもそもオトコはトイレのふたの存在に疑問を持っているようです。オトコにはトイレは用を足すだけの所でしかありません。ズボンを下して、用を足し、今度はズボンを上げて、それで終わりです。それだけのことのために、いちいちふたを開け閉めするなんて、面倒だと感じてしまうのです。
・対処法
~ふたをする動機づけをしてあげる~
ふたをしない夫には、怒るのではなく閉める意味やメリットを伝えるのです。
「ふたを開けっぱなしにすると便座が冷えて電気代が余計にかかるんだって」
「ふたをしないとトイレの雑菌がばらまかれるんだって」と、ふたの意味を話すと、夫も黙って閉めるようになるはずですよ
・どうして?
~ウソをつく準備をしていない~
大半のオトコは浮気をしてもばれずに過ごせると思っているようです。だから、ばれたときにはとっさに思いついたことしか話せません。周到な準備はしないのです。
浮気に限らず悪事がばれない、もしくはばれた時はその時と思っているのです。ばれると強行突破でシラを切るか、逆ギレして突っ込まれないようにするかが関の山となります。そして、ほとぼりが冷めるまで、下手なうそを繰り返すのです。
・対処法
~分かり易くてありがとう~
夫のわかりやすいウソに、腹も立ちますが、よく考えてみれば、何でも突っ込んでしまって、うまくウソをつかれるようになるのも困りものです。分かり易ければ、いろいろと対策も立てやすいのです。
「分かり易くてありがとう」と考えれば、嬉しくさえなりませんか?
呆れるほど精神年齢が低い夫 主婦・48歳・結婚17年
・どうして?
~精神年齢を下げることに抵抗がない~
オトコは年齢とともに、見た目はオッサンになっていくわけですが、24時間オッサンのままではありません。堅苦しいビジネス用語を使う時は大人を出しますが、一歩会社を出ると油断して気を抜いてしまうのです。
酔っ払って羽目を外したり、私服の時は、小学生並みの自分に戻るのです。自分の実年齢が上がっても、自分の都合で精神年齢を瞬時に下げることに抵抗がないのです。
・対処法
~言い訳より行動を求める~
夫がいつしか体を動かすより、口でモノを動かすようになると、言動が乱暴になったり、甘えてみるようになります。それはトレーニングしていない身体が衰えるのと同じで、精神年齢もどんどん低下していくのです。子供じみたこことを言う時には、
「言い訳はいいから行動で示してよ」というスタンスで臨みましょう。
著者紹介
木村泰之
夫婦カウンセラー
一般社団法人夫婦問題レスキュー隊代表理事一般社団法人夫婦問題レスキュー隊 代表理事。1966年生まれ島根県松江市出身。千葉大学経済学科卒業後、23年に渡るサラリーマンを経て夫婦カウンセラーとして独立。様々な夫婦の問題に悩む方に男性目線でのアドバイスを日々送り続け、今までに3万人を超える夫婦問題のカウンセリング、夫婦カウンセラー養成、セミナー、相談者交流会など、様々な形でアドバイスや勇気、元気を渡す活動を行う。「夫婦カウンセラー木村泰之ブログ」は毎日更新中。