元号大全
~「大化」から「平成」まで 日本の全247元号を詳細解説
書籍紹介
◎「大化」から「平成」まで全247元号を完全網羅
◎本書なら元号から日本の通史がよく見渡せる
◎人物関係図、関連地図、各種図版も全カラーで掲載
平成31年(2019年)5月1日、新しい天皇が誕生し、元号も改められる。31年ぶりに改元が実施されるのだ。
現在の日本は、「一世一元の制」となっているが、これは明治時代以降のことである。それ以前には頻繁に改元が行われていた。単純計算すると5年に1回の割合で改元が行われていたのである。戦国時代において、日本各地で武将たちの合戦が行わていようが、幕末に尊王か佐幕かで激動の時代を迎えていようが改元は行われ続けてきた。そして改元には、平和・安寧な暮らしを得たいという思いが延々と込められてきたのである。
近年、世界標準である西暦を使う場面が多くなり、元号の存在感は薄らいでいるかに見える。しかし「応仁の乱」や「大化の改新」「明治維新」など、歴史上の大きな事件は元号で評されることが多い。私たちの日常でも「昭和世代」とか「平成世代」といった言葉を使う場面はある。やはり日本人にとって元号は特別な意味を持っているのである。
本書は、最初の元号「大化」から、南北朝を含めた、現在の「平成」までのすべての元号を取り上げている。改元理由と使用期間中になにが起きたかを解説し、元号と日本の歴史が密接にかかわっていることを浮かび上がらせた。
著者紹介
水野 大樹(ミズノ ダイキ)
水野 大樹
1973年、静岡県生まれ。青山学院大学卒業後、出版社勤務を経て歴史ライターとして独立。著書に『図解 幕末史 増補改訂版』『図解 観応の擾乱と南北朝動乱』(以上、スタンダーズ)、『南北朝動乱 太平記の時代がすごくよくわかる本』『戦国時代前夜 応仁の乱がすごくよくわかる本』(以上、実業之日本社)、『室町時代人物事典』(新紀元社)、『城手帳』(東京書籍)、『もうひとつの応仁の乱 享徳の乱 長享の乱』(徳間書店)、『「拷問」「処刑」の日本史』(カンゼン)などがある。
バウンド(バウンド)
編集