艶想 第3號
プロ官能作家集団「与」
書籍紹介
【アーカイブ動画視聴】作家・佐伯香也子さん『艶想 第3號』(スタンダーズ刊)書籍発売記念トークショー
チケット 1,650円(税込)
お申し込みはこちらにて→https://peatix.com/event/4675677
【アーカイブ動画視聴】佐伯香也子さん・深志美由紀さん・うかみ綾乃さん 『艶想 第3號』作家たちによる感想座談会
チケット 1,650円(税込)
お申し込みはこちらにて→https://peatix.com/event/4744024
プロの作家が「自分の書きたいものを好きなように書く」というコンセプトで書き下ろした、ほかでは読めない官能小説アンソロジー
愛と欲望と蹂躙の物語!
今回のアンケートは「官能シーン以外でこだわっていること」と「趣味」作家たちの意外な素顔が見られます!
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1 薔薇の庭(うかみ 綾乃)
血の繋がらない義兄夫婦の家に世話になりはじめた基紀
社会で上手く生きられない彼を、義兄はかつてのように守ってくれる
やがて、抑えられない想いが首をもたげ──
2 元カノが乱れたあの夜(津村しおり)
秘密のパーティーで、賢人はかつての恋人と再会する
売れっ子女優となった元恋人は、嫌がりながら、賢人の前で別の男に抱かれた
3 踏んだり蹴ったり(乃村寧音)
保育士の美奈は園児の父親と不倫し職場を追われた
それから一年、立ち飲み屋で不倫相手に顔の似ている男に誘われ
電車での痴漢プレイに挑むことになり……
4 指先の記憶(深志美由紀)
如月奏馬は幼い頃に憧れていたピアノ講師、依都子の
義理の息子である穂高を虐めていた
奏馬は穂高を餌に依都子を犯し
やがてその行為は少年たちによる人妻輪姦へと発展してゆく
5 愛欲の輪廻(伊吹功二)
不思議なタクシーは後悔を乗せ
人生をやり直しさせてくれるが
その代償も支払わねばならなかった。
6 星を開く 2(佐伯香也子)
星を開くことへの無力感を抱えるエリアに
タレーはその本当の意味を語る
そして、ついに硬かった彼女の星(ピト)がゆるみはじめる
7 陰吉原での秘めごと(内藤みか)
江戸時代、陰吉原という場所があった
そこには遊女はおらず、女性相手の男遊女がいたという
現代にもそうした風習が残っていると聞き、私は訪ねてみた
8 女教師、肉奴隷堕ち(音梨はるか)
二十五歳の高校教師清香は、同じ学校の中年教師大神に
性奴隷同然に扱われていた
校内での凌辱、浣腸、イラマチオ……
さらには生徒までも巻き込んでの二穴挿入へとエスカレートしていく
9 秋夜の塔に秘められて(野々原いちご)
メイリーは塔に幽閉されていた
塔から唯一出られるのは、ダンジェロッテに凌辱される時のみ
そんな彼女を支えていたのが、カーザティアンだった
ある夜、事態は急変する
10 月夜の誘惑(香坂燈也)
出張帰りの中年男性が、新幹線で眠っている女性の体香に魅了される
目を覚ました彼女は男の勃起を見とがめるが
倒錯的な行為がエスカレートしていく。
『艶想』は佐伯香也子さんが企画をたちあげ、作家仲間に呼びかけたことでできた雑誌です。
(中略)
翻ってみるに、第一号は、情熱の号でした。佐伯さんのエネルギーと情熱が仲間に伝わり、それが掲載作品に反映されていました。
作品には、創作の初期衝動である「書きたい」という思いと、業界に一石を投じたい熱がこめられていたように思います。
それに続く第二号は、変化の号といえましょう。執筆者が第一号で発表された作品群を読むことで、刺激を受けて作品に反映されていました。ゲスト作家陣のきらめく作品群も加わり、バラエティ豊かな一冊となっていました。
『艶想』一号ごとに変わっていきます。
第三号をお読みになって、皆様はどのような感想を抱かれるでしょうか。
何かの機会にお聞かせいただければうれしいです。
季刊ならではのスピードで刊行される『艶想』の変化を、今後もお楽しみください。
(「編集後記」より)
著者紹介
うかみ綾乃(うかみあやの)
一九九六年、ミュージシャンとしてデビュー。四枚のアルバムのほか、映画、ドラマ、アニメ、映画等に楽曲を提供。同時に小説家、コラムニスト、役者、箏奏者などとしても活動。二〇一一年、『指づかい』(幻冬舎アウトロー文庫)で本格的に小説家デビュー。『窓ごしの欲情』(宝島社文庫)で日本官能文庫大賞新人賞を受賞。『蝮の舌』(小学館・悦文庫)で第二回団鬼六賞大賞を受賞。同作はフランスでも刊行。代表作は『ドミソラ』(幻冬舎)、『永遠に私を閉じこめて』(講談社文庫)など。映画化作品も多数。「モンブランの女」(監督:高原秀和)〜原作『モンブランを買う男』(Aubebooks)は、二〇二一年桃熊賞一位を受賞。現在も小説やコラム、音楽記事等を様々な媒体に寄稿中。
津村しおり(つむらしおり)
二〇二〇年『青春R18きっぷ みちのく女体めぐりの旅』でデビュー。旅情と乗り物をモチーフにした作品を多く上梓。旅情官能シリーズ『青春R18きっぷ夜行列車女体めぐりの旅』『青春R18きっぷ 大人の冬休み 女体めぐりの旅』、その他著作に『渚のはいから熟女』などがある。最新刊は豪華客船を舞台にした『淫嵐客船 悦楽に堕ちる巨乳魔術師たち』
乃村寧音(のむらねおん)
メディアファクトリー「フルール新人賞」佳作受賞後、『誘惑の調べ』(KADOKAWA)でデビュー。ティーンズラブ小説、ライトノベル、官能小説、マンガ原作などを書いています。主な作品は『わたしのごちそう』(紅文庫)『健やかなる時も、死した後も、花嫁は家具屋を守り続けます』(小学館それいゆ文庫)『素直になれないシンデレラは敏腕社長に溺愛される』(こはく文庫)その他著書多数。インターネット上では長年「チアーヌ」のハンドルネームで雑文を書いたり詩を書いたりしています。
深志美由紀(みゆきみゆき)
官能作家。バツ2のダメ男好き。集英社ノベル大賞佳作にてデビュー。二〇一〇年『花鳥籠』で第一回団鬼六賞優秀作受賞、同作二〇一三年映画化。新聞や電子書籍など、男性のみならず女性にも受け入れられる官能小説を多方面で執筆。自らのダメ恋愛を描いたエッセイ「ダメでもスキ」、スポーツニッポンにて連載中。著書に『穢したい彼女』(ジーウォーク)『怖い話を集めたら』(集英社文庫)など。
伊吹功二(いぶきこうじ)
埼玉県出身。性への目覚めは早く、幼少より妄想力を養う。初めて潮吹きを体験したときには、感動のあまり落涙したというロマンチストでもある。近年は、小説をはけ口にしてセカンド童貞ライフを満喫している。二〇一三年、別名義にて官能小説家デビュー。野良ライターをしていたとろを編集者に拾われた。近著には、『団地妻の個人レッスン』(竹書房ラブロマン文庫)、『淫ら慰安旅行 牝堕ち美熟女ハーレム』(二見書房マドンナメイト文庫)など。
佐伯香也子(さえきかやこ)
高校生の頃から作家になりたいと思い、大学では日本文学を専攻し、サークルも文芸系のものに所属。二○○○年にBL作品で商業デビューするも、掲載誌が休刊。その後ネットで書いていた文章が三和出版関係者の目にとまり、二○○八年より「マニア倶楽部」ほか、三和出版のアダルト雑誌に小説やコラムを執筆するようになる。二○一四年マドンナメイト文庫にて『美人秘書監禁!甘美な拷問』刊行以来、同文庫を中心に活動。近著『上流淑女 淫虐のマゾ堕ち調教』(マドンナメイト文庫)『机の下の楽園』(紅文庫)『童貞の僕が夢石のおかげで誰とでもヤレる逆転世界』(マドンナメイトe文庫)
内藤みか(ないとうみか)
作家。著書80冊以上。大学時代に作家デビューして以降、一貫して年下男性との恋愛小説を書き綴る。かつてはケータイ小説『いじわるペニス』などでも話題に。近年は電子媒体を中心に活動。最近は子育てを終えて旅好きに。近著に『京都 夜の寄り道』など。ホストや女性用風俗などにも詳しい。 noteフォロワー1万人超。
音梨はるか(おとなしはるか)
大学生の頃、将来小説家になりたいと権威ある新人文学賞に応募するも、箸にも棒にもかからず玉砕し、夢を呆気なく断念する。卒業後二十代〜三十代前半は、家業を手伝いながら県内各地の中学校などで講師として勤め、社会科を教える。三十代半ば、文筆業とはまったく関係のない、体力と精神力さえあれば誰でもOKな企業に雇ってもらい、現在に至る。その間、フランス書院官能大賞の賞金に目がくらみ、官能小説なら書けるんじゃねと思い、応募してみる。大賞や新人賞はとれなかったものの、四回目くらいの応募作が最終選考に残り、拾い上げでデビューさせてもらって現在に至る。
野々原いちご(ののはらいちご)
作家・コラムニスト。一九八四年三月十二日生まれ。『凌辱と雨、暗闇の猫』(KADOKAWA)『巨乳吸血鬼サラ〜魔性の肉体と永遠の快楽〜』(マドンナイ メとe文庫)など。漫画原作では『リアルな恋はお隣から〜年下男子の甘い取引〜』などがある。
香坂燈也(こうさかとうや)
二〇一五年『隣りの独身美母』(フランス書院)で長編デビュー。誘惑ものを中心に『隣のタワマン母娘』など陵辱ものも。最新作は『狂った禁絆 溺れ姉弟』(フ ランス書院)他にマドンナメイト文庫、紅文庫などで別ペンネームが無駄に多め。















