Gemini Notebookで、知らない自分に出会う
AI「自分データベース」
経験を、未来の味方に変える習慣
書籍紹介
「あなたの強みは、何ですか?」
そう聞かれて、すっと答えられる人が、どれだけいるでしょう。
ニューヨークで100人以上を面接してきた著者自身が、
この問いに、答えられませんでした。
目の前の相手の強みなら、すぐに見つけられる。
それなのに、自分に向けた瞬間、言葉に詰まる。
あなたも、同じかもしれません。
仕事はしてきた。失敗もしてきた。
誰にも見えないところで、踏ん張った日もある。
なのに、いざ言葉にしようとすると、ふっと止まる。
――経験が足りないのでは、ありません。
経験を「読み直す」機会が、これまでなかっただけです。
■ 経歴はあるのに、自分の物語が見えない
職務経歴書は、パソコンのフォルダに。昔の日記は、引き出しの奥に。
褒められた言葉は、メールの中に。悔しかった日の気持ちは、記憶の底に。
一つひとつは、あなたが生きてきた確かな証しです。
けれど置き場所がバラバラだから、全体を見渡せない。
必要なときに、取り出せない。
中身は詰まっているのに、どこに何があるかわからない押し入れのように。
あなたの人生は、まだ、あなた自身にすら読まれていないのです。
■ AIを「答えを出す道具」ではなく、「自分を映す鏡」にする
本書が紹介するのは、自分に関する記録を一か所に集め、
AIと一緒に読み解いていく仕組み――「自分データベース」 です。
土台に使うのは、GoogleのGemini Notebook(旧NotebookLM)。
ふつうのAIは、ネット上の膨大な情報をもとに答えます。
でも、このAIが読むのは、あなたが預けた記録だけ。
だから、占いのように「あなたはこういう人です」と言い当てるのではありません。
「10年前の日記のこの一行と、先月あなたが褒められたこの言葉。
同じ強みが表れています」
――このように、あなた自身の記録を見せながら答えてくれます。
AIの感想ではなく、記録という根拠がある。
だから、映った自分に納得できる。それが「根拠のある鏡」です。
自分の強みを答えられなかった著者を変えたのは、
Gemini Notebookにある、たった一つのボタンでした。
そこで何が起きたのかは、本文でお話しします。
■ やることは、3つだけ
1.ためる ── 職務経歴書、日記、褒められたメール。自分の記録を集める
2.映す ── 集めた記録をAIに読み解いてもらい、見えなかった強みを見つける
3.語る ── 見つけた強みを、AI相手に声に出して、自分の言葉にしていく
語って気づいたことは、またデータベースへ。
この繰り返しで、鏡はどんどんよく映るようになります。
1日10分。スマートフォンひとつで、今日から始められます。
特別な経験は要りません。新しく何かを始める必要も、ありません。
もう持っている経験を、鏡に映して、読み直す。それだけです。
■ こんな方へ
・自分の経験や強みを、うまく言葉にできない
・転職、昇進、独立──キャリアの転機を迎えている
・セカンドキャリアを考え始めた
・AIを触ってはみたけれど、「検索どまり」で終わっている
・プレゼンや自己紹介で、伝わる話し方を身につけたい
「AIはさわったことがない」「Gemini Notebookなんて初めて聞いた」という方でも、
本書はゼロから案内します。
■ 目次
はじめに あなたの人生は、まだ、あなたに読まれていない
第1章 あなたの経験は、まだ1%も言語化できていない
第2章 「自分データベース」という発想── AIに自分を「丸ごと預ける」と、人生が動き出す
第3章 Gemini Notebookという、自分を映す鏡──あなたが見たことのない「あなた」と出会う場所
第4章 日々の数行が、未来の自分を救う ──「自分データベース」を、暮らしの中で育てる方法
第5章 ChatGPT、Gemini音声で「24時間スピーチコーチ」を手に入れる──書く練習ではたどり着けない、「話せる自分」へ
第6章 成長ループを回す ── フィードバックを「資産」に変える
第7章 自分データベースが活きる瞬間──キャリアの勝負どころで、自分の言葉を取り出す
第8章 「自分データベース」を一生モノの資産にする──ツールから、一生の相棒へ
エピローグ あなたへの手紙──「話せなかった私」から、これからの「あなた」へ
著者紹介
永松ゆり
Lifestory Atelier代表。
神奈川県生まれ。大学時代、第二外国語のフランス語で留年。
この挫折をきっかけにゼロから学び直し、「いつか世界で働く」と心に決める。
慶應義塾大学文学部(仏文学専攻)卒業後、世界数十か国に拠点を持つ政府系機関へ。
東京、大阪のほか、パリ、ニューヨークで勤務し、海外生活は通算11年を超える。
ニューヨークでは人事ディレクターとして100人を超える面接を担当。
素晴らしい経験を持ちながら、それを自分の言葉で語れない人の多さに直面する。
キャリアを分けるのは、経歴の華やかさではない。「経験を、どう語るか」だ──
その確信から、ストーリーテリングの指導資格を取得。
駐在中に話し方のコミュニティ「伝わる!スピーチDojo」を設立し、講座や勉強会に、のべ100名超が参加した。
その経験から生まれたのが、AIを相棒に日々の記録を「ためる・映す・語る」へと育てる「自分データベース」メソッド。
現在は執筆や発信を通じて、一人ひとりの中に眠る「まだ1%しか語られていない物語」を、言葉にする伴走を続けている











